【伝承譚の謎と、調査者の暴力性に切り込むノンフィクション】
幽霊の出る老樹、のぞくと死ぬ池、隠れキリシタンの祭壇ーー
山形県各地の伝説は、なぜ生まれ、どのような役割を持っていたのか。
過疎集落の調査をする筆者はやがて、その対象を劣等感の慰めとして搾取する自らの一面に気づく。
伝説の謎の推理と自己批判を並行し、答えを手にするまでの記録。
第1章:ある幽霊の死(大江町小釿)
第2章:命のレプリカ(山辺町作谷沢)
第3章:隠れキリシタンの祭壇(米沢市南原)
第4章:真実の埋葬(鶴岡市東堀越)
最終章:傷(山形市七日町)
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